SNSが発達したこの時代、私たちの日常にはたくさんの情報があふれかえっています。そんな中、一風変わった切り口で注目を集めているのが、株式会社オモヤが運営する『araou』です。洗濯というニッチなテーマを選んだきっかけや、弊社とのパートナーシップに至った背景について、メディア事業部の畠中さんにお話を伺ってみました。
人と人をつなぐ、インターネットの可能性を事業に
――新しくメディアを立ち上げよう、と思ったきっかけを教えてください。
弊社はこれまで、健康食品の通販事業で業績を伸ばしてきました。通販の軸は、お客さまと接点を持つこと。商品を通じて皆さまとつながり、喜んでいただくことが基本的なコンセプトなんです。
実は数年前から、「インターネットを通じたつながりには、もっと可能性があるのでは?」と考えていました。オモヤの理念は『商品を通じて幸せを届ける』なんですが、もっとほかの方法でも幸せを届けられるはずだと。
そこで思い付いたのが『情報発信でつながること』でした。情報を発信することでたくさんの人とつながりを持てますし、つながりがあれば幸せを届けることもできるでしょう。そこから先は、アイデア次第でいくらでも選択肢を広げることができますよね。
――そこで『araou』の企画を思い付いたわけですね。洗濯というテーマを選んだのはなぜでしょう。
私は家事が好きで、その中でも洗濯が大好き。どうせやるなら「好きなことをテーマにしたほうが楽しい」と思ったのが一番の理由です。
家事は日常生活に欠かせないもの。普通に生活していれば必ずやらなければならないことですが、その割にスポットが当たらない印象がありますよね。料理の仕方は母親が教えてくれますし、仕事のやり方は上司が教えてくれるでしょう。でも、洗濯の仕方は誰も教えてくれない。(笑)
『araou』は『毎日の洗濯を楽しもう』をテーマに、洗濯の方法はもちろん、洗剤の選び方や商品の情報も網羅しています。読めば、ただ洗うだけじゃダメなんだ、洗剤選びはこうすればいいんだ、とわかるはずです。ちょっとマニアックかもしれませんが、反響は大きくて、「読み手とつながっている」という手ごたえは確かに感じています。
ゼロから作るパートナーシップ
――どういった経緯で弊社にお声がけいただいたのですか。
メディアを立ち上げようと企画はしたものの、実際にはそのノウハウが全くわからず……。悩んでいたところに、他社の方から「いいコンサル会社があるよ」と紹介されたのがエービーさんでした。
メディア運営は、ただサイトを作るだけでは意味がない。テーマ決めからコンテンツ作成、集客、収益化まで、考えないといけないことがたくさんあります。それをどのように組み立てていくか悩んでいたところ、マネタイズプランまで含めてご提案いただきまして、サポートを依頼することになりました。
――弊社との取り組みを畠中さん観点から振り返るとどうでしたか。
洗濯をテーマに、サイトの構築、コンテンツ運用、体制作りまでお手伝いいただきました。よくあるコンサルティングでは「立ち上げてみたものの、うまく回らない」「収益化が進まないので助けてほしい」といったヘルプが多いようですが、エービーさんはゼロから一緒に考えてくださいました。
スタートから一緒に取り組むことができましたので、社内・社外の隔たりなく『プロジェクトチームの一員』としてお迎えしたような感覚でしたね。一緒に考え、一緒に作り、一緒に喜ぶ。まるで昔から長く働いているスタッフのように、場に溶け込んでいましたよ。
――サポート内容で特に良かった点はありますか?
とにかく相談がしやすかった点でしょうか。おかげさまで、事業の数字もぐんぐんと伸びました。
定期的なサポートだけではなく、突発的なアクシデントや修正にも丁寧に対応していただけたのが大きいですね。「こういうことをしたい」と伝えると、「だったら、こういうやり方のほうが広がるんじゃないかな?」と返ってくる。お願いしたこと以上に、プラスアルファで提案してくれる姿勢がとても有難かったです。
1つのものを作るのに、同じ目線で考えてくれるコンサル会社はそうありません。世間一般が持っている『コンサルティング』のイメージが良い意味で覆りますよ。それだけ、信頼関係はとても強固なものだったと思います。
数字の達成がゴールではない
――その後のメディアの成長、何が要因と見ますか?
成長スピードは思った以上に早くて、半年で50万、1年足らずで100万PV近くにまで成長しました。割と短期間で数字を伸ばすことができたので、とても満足です。
大きな要因は2つ。1つ目は着眼点を先回りすることで『ニーズを読み取れた』点です。コンセプト自体はこちらが希望として出していたので、それをさらに先読みしてコンテンツ作成を進めました。結果として、これがニーズにマッチしたように思います。
2つ目はエービーさんが提案してくれた『キーワードの細分化』が功を奏したこと。相談をしながら細かく考えたところが、的確にニーズにハマりました。この2つがあったからこそ、100万PV近くまで急成長することができたんだと思います。
――メディア事業としては、今後どのように展開していく予定なのでしょうか。
ノウハウを得ることができましたので、今後はゼロからメディアを作っていく予定です。もちろん、エービーさんのサポートも継続的に入っていただく予定ですが。
『araou』に関しては、さらに次のステップを考えています。具体的には商品開発ですね。オリジナルの柔軟剤を開発したいと考えていて、実際にその準備に着手しています。商品を世の中に出すためには市場調査や理解を深めることが必要ですが、その基盤は『araou』で十分に作ることができました。
売り方も今までと違う方式を考えていまして……。CtoC、いわゆるカスタマーからカスタマーへの売り方を確立していきたいと思っています。SNSの利用が全盛期ですから、今の時代ならではの売り方ですよね。
商品開発にせよ、売り方にせよ、新しい試みに挑戦したいと思えるのは『araou』の成功あってこそです。ここまで親身になってサポートしてくれたエービーさんには、本当に感謝しています。
株式会社オモヤ
健康食品の販売、健康食品に付随する商品の販売を営む。「人×価値あるもの×テクノロジーで世界中を幸せにする!」をモットーに活動。
企業ホームページ:https://hand-webshop.com